ヨーロッパの女性~イタリア便り(3)

2015.02.05 Cat: Tag:, , ,

 Happy Woman

皆さまこんにちは!
またまたすっかりご無沙汰してしまっておりました・・・・(汗)
新しい年が始まって早くも1か月が経過しているという実感が日本にいるときほど湧かないのは、日本で最も重要視されるNew Year(お正月)がこちらではさらっとあっという間に過ぎるのと、それにとって代わるクリスマス時期を除いて、つねに暦を気にして季節感とともに生活するという感覚がやはりこちらでは疎いと思います・・・・!!

さて、季節といえば、人生もよく季節に例えられたりしますよね?特に女性の人生にその傾向が強い気がするのですが、例えば、昔から女性はお花やクリスマスケーキに例えられたり・・・・男性の人生と比較して女性のそれは様々な意味で変化に富むものだというのは世界共通なのでしょう。

今回は、女性、それも私がこちらで出会ったり観察したりしてきたヨーロッパの女性について書いてみようと思います。

「ヨーロッパの女性」というと、皆さんどのような印象をもたれますか?メディアや西側主要国のイメージもあってか、きっと、「エレガント」「自立している」「強い」「自由」などなど・・・・アジアや日本の女性とは異なるイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。

私は現在イタリアにいるのですが、イタリアの女性というカテゴリではなく、ヨーロッパの女性(具体的には「EU圏の女性」とさせていただきます)として考察してみよう、と思ったのは、まだイタリアの女性をそれほど知っているわけではないのと、ヨーロッパという地域にはアメリカともアジアとも違う独特の男女関係の文化が根付いていると思ったからです。

まず、彼女たちについて言えるのは自分の欲求に正直であるということ。

これはもちろん年代や個々の置かれている家庭環境や状況にもよるので、あくまで私が出会った女性たち、ということで言うと「~しなければいけない」というよりも、「~したい」という感覚に正直で、それに基づいて何かを決定したり選択したりすることを当然としている傾向が強いと思います。

例えばベネチアで出会ったドイツ人のスザンネさん(50代)は、医療関係の分野で活躍するベテランキャリアですが、仕事がひと段落した時期に大好きなベネチアで自分だけのバカンスを過ごすことを決意。同じく医師として働く夫と大学生の息子を置いて(といういい方には語弊がありそうですが)2か月間の休暇をベネチアで過ごされていたところに私は彼女と出会いました。

2か月家を空けることについてご主人に何も言われなかったのかを聞いた際に、「もちろんこうしたい、という希望として相談はしたけれど、許可を取る必要はないわ。息子だって親元を離れて別の場所で大学に通っているし、夫は私がいなくても何も生活に困ることはないし。素晴らしい2か月だった。」そう言って自分だけの休暇を楽しんでいた彼女。

実は他にも同じようなかたちで一人でベネチアに来ているドイツ人、オーストリア人の既婚女性数名と出会ったのですが、皆それぞれ自分だけの「バカンス」を楽しんでいたよう。

つまりバカンス中なので生活の匂いがまったくしないんです。

学校やバールなどで一緒に過ごしている際にはじめはあまり夫や子供のことを話さないので、仲良くなるまでは結婚しているのかいないのか?子供がいるのかいないのか?はたまた何か事情があり一人で来ているのか?はわかりませんし、知る必要もないという感じであまり皆質問もしません。

一緒にイタリア語を勉強したり、美術館に行ったり、ご飯を食べたり観光したりしているときは、イタリアに関連することやアート、自分の国の諸事情について話すことは多いのですが、そこであまり個人情報を挟んでくることがないので、いつも「ひとりの女性」として、友人になっていく感じなんですね。だから日本でよくある、同じような境遇で共感して、とか、夫のことや子供のことで似たような悩みを共有して、というような親しくなる過程とは違っているなぁ、という感じです。

見た目からある程度の年齢などは推定で来ても、はじめは年齢も性別も社会的ステータスも関係なくお互い近づき始める、という感じで、彼女自身に興味がわくかどうか?感じが良いと思うかどうか?が親しくなる唯一の理由でしたし、それは相手にとっても同じなのだと思います。

そしてそのうち、それぞれが自分の職業のことや家族のことなど自然と話すようになるのですが、やはり、40代以上の女性はかなりの確率で既婚・子供あり、のことが多いです。ただ、この段階で私が自分の年齢や独身であること、などを話したとしても、特にそのことが彼女たちの興味を特別に引く理由にはなっていないと思います。

小学生の子供がいるというオーストリア人のある女性。職業は教師ですが、ある程度長期で務めると認められる長期休暇を取得して、大好きな趣味の音楽について学びにイタリアにやって来たと言います。「近いから週末には電車で帰るし、私がいない数か月の間夫と娘の関係が良くなってむしろいいのよ!」なんていたずらっ子のように言っていました。

また別の子供のいないドイツ人の既婚女性は、「夫には、『今度のバカンスは私はベネチアで数週間過ごすけれど、あなたはどうする?一緒に来るのか来ないのか、好きなようにしてね。』って言ったら彼は家に残るっていうから一人で来たの!」と言いながら、ベネチアでは存分にひとりの時間を楽しんでいた様子。

彼女たちのこのような自由な行動を支えている背景には、こちらでは男性もとても自立していて家の中のことや身の回りのこと含め、奥さんが不在でもその点で困る!ということはあまりなさそうだということ。

実際目にしましたが、お宅にお邪魔したりすると、旦那さんはお料理も洗濯もアイロンがけも、わりとなんでもできるし、やらないとしてもそれを理由に奥さんを必要としている様子がまったく見えないんですね~~~。もちろん人によるのでしょうし、それぞれの生い立ちや受けた教育が大きく影響していることも事実だと思います。

もしも日本の女性が同じような状況で同様の行動に出たら、もしかしたら周囲からは、「家庭に何か問題があるのではないか?」とか、「奔放な妻」、などとマイナス面で見られることも少なくないようにも思いますが・・・どうでしょうね?!

また、こちらの女性に関して「意外に楽だな」と思うことのひとつに、良い意味でそれほど気を遣わなくていいということがあります。

女性同士で友人としてつきあっていると、日本ではどうしても、女性同士ならではの気の遣い合いが欠かせなかったりしてこれが正直時々疲れる原因だったりするのですが(!)、こちらの女性は基本的に相手がはっきり意思表示してこない場面で「怒っているのかな?」とか、「この言葉の意味は何だろう?嫌味?」とか、考える度合いが格段に減りました。

これは、こちらの女性が性格が良いから、ということではもちろんなくて(笑)、日本の女性ほど他人の言葉や態度で傷ついたり気を悪くしたりしないということなのだと私は思います。

何故でしょう?

ヨーロッパの女性は一般的に他人の言動で揺らぐことのない「高い自尊心」がしっかり根付いている人が多いように思います。

そうなる理由の一つに、こちらの女性たちは幼い頃から家庭でも社会でも「女性として、そしてそれ以前にひとりの人間として大切に」扱われているというのがあります。幼い頃はお父さんや親戚のおじさんたちはじめ、周囲の大人たちがはっきりとした「女性に対する扱い」を示し、これは幼い子供としてよりもむしろ母親や周囲の女性たちを見て自然に学んでいるのかもしれません。

また、男女関係なく「褒めて育てる文化」というのもあると思いますが、女性だったら褒められる頻度は自然に多くなるのでしょう。

女性を褒めること、というのは、こちらの男性たちを見ていると、女性をちやほやしたいから、というよりも、そのほうが社会にとっても家庭にとっても、すべてにおいて上手くまわるから、というのをよく心得ているからのように見えてならないのですが・・・!それほど、ヨーロッパの男性は女性の機嫌をとるのが日本の男性に比べるととても上手だと思います。

但し、そのようにしてちやほやされることに慣れてしまっているヨーロッパ女性たち、もちろんこのような男性側の意図もお見通しなのか、知的で賢い女性ほど「表面的なレディーファーストには何の意味も感じない」ということが多いのも事実です。重い荷物を持ってくれたり、ドアを開けてくれたり、という行為は彼女達にしてみたらあまりに当然のことなので、本当に大切にされることがどういうことなのか?という意味での彼女たちの期待値はとてもとても高いのです。そして実際にヨーロッパ人男性はそれをとても良く理解していて、だから時々、疲れたように「ヨーロッパの女性の期待は高すぎる」という殿方たちがいるのも事実で・・・・。

自尊心がしっかりしている女性は、必要以上に多くの他人に好かれようともしなければ、大切な人に媚びることもしない。容姿や体型、能力などについても悩みが尽きないのは世界中どの女性も変わらないでしょうが、そのことが自分自身の価値を直接決めるものではないし、家族や自分のことを愛してくれている人たちはいつも自分の味方でどんな時も支えてくれる。そう信じて疑わない彼女たちの言動に、自分を大切にするということがどういうことなのか、やっと最近わかってきた私は少しの驚きとかすかな嫉妬を感じてしまうのです。

彼女たちと比較すると、やはり日本の女性は「自分が本当に望んでいること」がわかっている人というのはそう多くはいないのではないでしょうか。実際には周囲の期待や夫や恋人、子供のためであったり、そうすることで賞賛され褒められるということがモチベーションになっていたり。大切な人を喜ばせることに関しては素晴らしい手腕を発揮する女性が多いのと同時に、では彼女自身は本当に幸せなのか?という問いに、「周囲が喜ぶことが私の幸せ」そう言ってはばからない日本の女性たち。そんな彼女たちはもちろん幸せそうに見えるし、実際そうなのでしょう。でも、あるとき自分がしたことに相手が喜んでくれなくなったとき、傷ついたり悲しくなったりする人は多いですよね。これに関しては私自身もかつては(これでも)そんな女性のひとりだったので、必要のないところで自分を傷つけ、自分の価値を見いだせずに自信をなくしていたものでした。

先にご紹介したドイツ人のスゼンネさん。彼女は心理関係の仕事をしていることもあってか、よく、「Self-Esteem(自尊心)」という言葉を口にし、とても大切なものだと言っていました。

「ヨーロッパの女性は強い。」そう言う日本人男性は多いです。たしかに強い・・・・でもそれは、必ずしも太刀打ちできない強靭な強さ、というよりも(実際頑固だったりするのはむしろ日本人女性のほうが多いようにも思います)、彼女たちの中にある強固な自尊心に根付いているのかもしれませんね。

自信のある女性には自信のある男性しか近づかない、どこかで聞きましたが 日本女性×外国人男性という組み合わせの数と同じくらい、その逆のパターンもいつかもっと増えてほしいなんて思ったりもしています。

「ヨーロッパの男性」については・・・近いうちに!!!

 




ヨガレッスン参加申込み

 マットレンタルする マットレンタルしない

captcha

×
Conatct Form

captcha

×
Sign up form

Do you wish to rent a mat?  Yes No

captcha

×
Top