正しく生きること VS 幸せに生きること

2015.02.27 Cat: Tag:, ,

Happy time at the beach

皆さまこんにちは!

ここフィレンツェでは今まだ風は冷たいものの、よく晴れた気持ちの良い日には春の到来を感じる温かい空気が街を満たしていて、いよいよ観光シーズン本番!になりそうな気配を感じています。ドゥオモやポンテベッキオなどのメイン建造物がある街の中心地はいつも賑わっていますが、これから暖かくなるとさらに人が増えるはずなので、イタリア生活にもだいぶ慣れてきた今、より静かな環境を求めてこの4月から中心から少し離れた場所に引っ越すことにしました。イタリア人のおばあちゃまとの二人暮らし。また新たな発見と感動がありそうで楽しみです。

さて、私は休日の今日、朝からヨガスタジオに行って来ました!実はイタリアに来てから毎日自主練習はしていたものの、ヨガスタジオに行くのは初めてだったので少し緊張ぎみに向かいましたが・・・・雲一つない良く晴れた土曜日の朝に、フィレンツェの古い建物の中で、窓から向かいの建物と青空が覗く環境で行うヨガは最高でした❤

さて、今日はヨガの視点から「正しく生きる」ことと「幸せに生きること」の違いを考えてみたいと思います。

ヨガはご存じの方も多いと思いますが、インドで生まれた哲学でもあり、また「よく生きる」ための修行方法とも言われています。そこにはときに難解でまた深淵な教えや考え方、またアーユルベーダのような生活上の教訓のようなものが存在するので、流派によってはかなりストイックに行っている人も多いです。

ヨガのポーズにおける細部に渡るまでのチェックポイントから始まって、食生活や日々の過ごし方や時間の使い方に至るまで、「清く正しく」生きているヨギーは多いことでしょう。

そしてここで個人的な見解・・・私はヨガを一生学んでいきたいし、ヨガにコミットして生きていきたいと思うひとりですが、学ぶことと、それをどう解釈し自分の生活に取り入れるかということは別であって、基本的には個人の選択でよいと思っています。現代の私たちに合わない教えや教訓は私たちそれぞれが賢くアレンジし、活かしていく必要があります。

なぜなら、私がヨガを行う目的でもあり、そしておそらくヨガ哲学の神髄でもある大切なテーマは「よりよい人生を全うすること」で、それは私の解釈では「幸せに生きる」ということとほぼイコールだと思うからです。ここで、「幸せに生きる」ことと、「正しく生きる」ことというのは、重なる部分はあっても、イコールではないというのが私の意見です。

このブログで「健康で幸せな生き方」というタイトルでも書きましたが、ひとりひとりの幸せは外側から測れるものではないのと同様、「健康である」という物差しも、外側の基準に頼りすぎていると本来の健康を失ってしまうというパラドックスに陥ると思うのです。

健康=見た目が美しく、痩せていて、身体によいとされるものだけ食べて、理想的なライフスタイルを実践している人、とした場合、その人自身がそれで気持ちよく感じ、幸せならまさに「健康」なのでしょう。でも、先に述べたような、雑誌で見るようなライフスタイルや外見に固執してばかりで自分を愛せなかったり、家族や友人のことを批判してばかりいたりするなら、その状態はかなり「不健康」です。なぜって、健康でいる目的は健康でいることそのものではなくて、「幸せに生きる」ために何より必要な大切な要素だから。私はそう考えるので、たとえ身体上、ライフスタイル上「健康」であったとしても、幸せでなければ意味はないと思うのです。

そして、私たちの身体は生き物である以上、精巧で精密な機械のようには動きません。それぞれ持って生まれた性質があり、弱点があり、いつかは動かなくなってしまう日がゆっくりとではあっても近づいてきます。ひとりひとりに与えられた骨格も違えば体質も違うので、ヨガのポーズが出来なくても、人よりたくさんお肉を食べる人であっても、その人にとって必要なことがわかっていて、そして幸せと感じるならば、その人は充分健康と言えるのではないでしょうか?

もちろん、よりよい食生活、よりよい生活習慣というのは一般的には存在するでしょうし、アーユルベーダの教えも参考になると思います。ただ、それをやみくもに取り入れて、その人本来のあるべき姿や嗜好が失われてしまうなら、それはその人にとっての正しい生き方からはかけ離れてしまうでしょう。

自分を知ること。
結局、健康であることも、幸せであることも、そこに行き着くのですが、ヨガはそのための方法論を提供していて、何が正しいのか?ということはそう簡単に見つからないからこそ、ヨガ哲学なる深淵なものとして今現在も存在しているのかもしれないです。現代人である私たちは、何においても目の前の溢れる情報をより自分にあった内容に咀嚼して受け取る必要がありますね。

ヨガ哲学を学ぶ上でよく参照される「バガバットギータ」という本があります。私もティーチャーズトレーニングの最後に、この本についての感想を論文形式で提出しなければならなかったのですが、正直難解であり、わかりにくいです!でも、この本の中で言われていることのポイントだけ見ようとするなら、それは、「思うままに行動し、その結果を恐れるな」ということ。自分自身の内側から湧き上がる情熱や本能、そこから生まれる思考にただ従いなさい、そして行動することで展開される人生を存分に味わい、楽しみなさい、ということです。まさに自己実現を応援する内容であり、紀元前5世紀という途方もなく長い時間をさかのぼった時代に書かれたものということに驚かされます。

この「結果を恐れずに行動せよ」という教えこそが、つまりは「これは正しいか正しくないか?」「人から認められるか、認められないか?」といういわば自分の判断を外側の基準に照らしあわせ、そのことによって得られる損得や利害というエゴに執着してしまうことを戒めているともいえます。そのような執着を捨てて、本来の自分自身になって行動し、その結果がたとえ失敗や間違いであったとしても、それを甘んじて受け入れ次に繋げよ、というとてもシンプルでありながらなかなかできない生き方を諭しているのです。

正しいかどうかよりも、好きか嫌いか?そうしたいか、したくないか?

そんなシンプルな質問を自分に問うことで答えが出せる状態。そのためには心と身体がよりよく繫がっていて、限りなく自分自身のベストである必要がある。そして、今この瞬間生きていること、与えられているものに感謝して存分に味わい楽しむこと。

私はそのためにヨガをするし、このことを伝えるためにヨガを学んでいきたいと思っています。
フィレンツェのヨガスタジオでは、インストラクションもなんだか自由で、ときどき自分のしたいポーズをしてる人もいました。"It's your choice!"(あなたが選んでください。)インストラクターは何度となくこの言葉を口にしていたのが印象的でした。

ではまた!✿

 

 




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