イタリアのカフェ文化~イタリア便り(5)

2015.10.03 Cat: Tag:, , , ,

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イタリア語でカフェ、いわゆるコーヒーを飲む場所は「Bar(バール)」と言います。ちなみに「café(カフェ)」はフランス語。英語ではCoffee shopとも言いますが、Cafeも使います。

私は日本でもカフェが大好きで、東京では主にスタバやタリーズなどアメリカンスタイルな場所を好んで利用してました。どんな場所でも落ち着く空間と音楽、そしてミルクとコーヒーでかわいいカップに入れられたカプチーノやカフェラッテと一緒に、自分時間を過ごすのがお気に入りでした。本を読む、手紙やメールを書く、ネットサーフィンをする、そしてただ街ゆく人を観察する、などなど。もちろん、友達とのおしゃべりも。

それがイタリアに来て、その感覚の変更を強いられました!?

まず、「カフェイタリアーノ」と言えばエスプレッソです。これの良さが日本ではいまいちわかってなかった。苦いし、ミルク入りの方が冬などは温まる気がして気持も落ち着くし、何よりゆったり飲めるので、エスプレッソなんてわざわざなんで飲むの?という感じでした。

が!イタリアでもフランスでも、ただ「カフェ」として注文するとこのエスプレッソが出てきます。そして、これにお好みのお砂糖を入れて小さなカップの中でよくかき混ぜ、グッと一口(か二口)で飲みきる。これがイタリア式のコーヒーの飲み方。

もちろんイタリアのバールでもカプチーノやカフェラッテは注文できるのですが、何度か間違えてただのカフェ、つまりエスプレッソを頼んでしまって飲んでいるうちに、このカフェイタリアーノの美味しさ、味の魅力を私の舌がわかりはじめたから不思議。

コーヒーの苦み、深み、口の中に一瞬広がるほのかな酸味。この味わい深さを知ってしまうと、ミルクを入れない方が美味しいのだ、と言い張るイタリア人の言ってること、わかって来たんです。ましてや、薄めの淹れ方で飲むアメリカンスタイルなんてもってのほか。

次に、イタリアのバール、わざわざ席に座ってお茶する、というのはあまりしないんです。みんなエスプレッソを飲むのが主流だから、カウンターでサッと飲めちゃうというのもありますが、その理由はまず、席で飲むと料金が割増しになるから。イタリアのカフェ、つまりエスプレッソはだいたい1杯1ユーロ~1.5ユーロくらい。カプチーノでも1.5ユーロくらいが相場なので、日本に比べるととっても安いです。そしてイタリア人は好きな人は1日に3~4杯くらいは飲みますね。なので安いに越したことなし。

さらに、お値段だけでなく、飲み方もカウンターで飲むのがここイタリアのスタイルで、イタリアにいるとそれが美味しく楽しく感じてしまう。コーヒーを入れてくれるバリスタのお兄ちゃんとおしゃべりしたり、隣にたまたま居合わせたおじさんと談笑しちゃったり。

もちろん、お天気の良い日は席をとってコーヒー飲みながらおしゃべり、というのもイタリア人もしてたりしますが、どちらかというとこのスタイルはフランス式なのかな、というのが最近知ったこと。イタリアでバールに行ったら、不思議とカウンターでコーヒーを頼んでその場でグッと飲み干す、というのがカッコ良く感じるので、皆さん、是非イタリアに来たらやってみてください。

そして、イタリアのバールといえば、コーヒーを淹れてくれるバリスタの存在。これがですね~、格好いいんです!だいたい黒のユニフォームを着ていて、男の人が多いですが、最近は女性のバリスタさんも増えている模様。もともとイタリアではバールは男性の社交の場だったこともあり、バリスタは男性が多いことに気付くと思います。そして男女かかわらず、彼らのコーヒーを淹れる姿は惚れ惚れしてしまうほど手際よく、早業!もちろん、客層や場所にもよりますが、人気のバールではお客さんがカウンターに群がって注文したり、食べたり飲んだりしているので、そんな中でまるでショーのように身体を軽やかに異動させながらコーヒーを淹れてくれる姿はなんだか見とれてしまうほど。ときにはこちらに頬笑みかけて、目配せしたり、「Ciao bella!(またね、かわいこちゃん)」などと言ってくれるから、お気に入りのバール=お気に入りのバリスタがいるということになってしまうことも。

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日本のように、可愛らしいウェイトレスが「いらっしゃいませ~!」と迎えてくれるカフェもいいですが、イタリアのバールはいたってクールで、別の意味ではとってもプロフェッショナル。コーヒーを淹れるのも技(ワザ)なのだな、と思わせる彼らの働きぶりは、客の注文を覚え、一度に数杯のコーヒーを淹れながら、サンドイッチやクロワッサンなどのその他の注文も素早く対応。もちろん、味も最高!というのがイタリアでは普通です。

それ以外の部分では「イタリアのサービスって・・・」とザンネンに感じることもたくさんありますが、ことバールにいたってはさすがカフェ文化を代表する国。南のナポリに行くとさらにこのイタリアン・バールの質は上がるというから、まだナポリに行ったことのない私はいつかそれを味わうのが楽しみです。

そしてこのカフェ文化があるから、イタリア人は明るく毎日を始められるのかも!というのも私の感想です。ベネチアにいた頃は毎日違うカフェに行って立ち飲みするのが楽しみでした。それぞれのバールには独特の雰囲気と、そして通う人の空気があります。カフェと一緒にブリオッシュ(クロワッサン)を頼むと立ち飲み・立ち食い用にナプキンで手で持つところを押えて、持ちやすいように渡してくれます。

日本ではあまりしないカフェの立ち飲みですが、イタリアですると自分もちょっと堂々とやってるから不思議なんです。そしてカウンターでコーヒーを飲むときも、モタモタせずに堂々と、華麗に。

スターバックスがイタリアには進出できなかった理由、わかりますよね?!値段も、コーヒーのスタイルも、カフェがもつ意味や雰囲気も全く違うので、イタリア人にとってはその価値は理解できないのでしょう。そしてイタリアにいる私たちも。ここでスタバに行きたいとは思いません・・・・。

 イタリアのカフェ文化でした❤

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それでもやっぱりカプチーノは私のお気に入りです★

 

 




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